「ヨルダン」に派遣されています、副田 麻理子さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」9/27放送

朝なのに〜、夜だ ん(ヨルダン)。
おはようございます、DJイタルです!

ん?何か?
番組に送られてくるメッセージで一番多かったダジャレですが、何か?

だって、みんなが言えって・・・


さぁ今週も〜、現役の青年海外協力隊員に会いに行く特別編、第3弾!
中東はヨルダン編、二人目の登場です!!

そう、なんと二人目〜!!
今回は現役隊員二人に話し聞いとるんです!
贅沢でしょ?
現役隊員のキラキラした瞳と一生懸命と、
リキんでいない脱力感と馴染んでいる生活感が好きですね〜。
まぁ裸足にサンダルって方が多いんですが・・・

なぜか親近感が湧くというか、初めて会った気がしないんですよね。
不思議な存在なんです、日本人っぽくないし、外国人でもない。
青年海外協力人なのかな?
共通しているのは、隊員の周りには笑顔が集まってくるのです。

ヨルダン取材の二人目のゲストは、もちろん今まさに活動中の
青年海外協力隊 平成25年度1次隊として「ヨルダン」に派遣されています、副田 麻理子(ソエダ マリコ)さんです。
職種は「服飾」です。
福岡のご出身です。福島と‘ふく’つながりでご出演頂きます。
ちゃんと靴も履いていますよ。笑
なんと、副田さんのお母さんが東北・宮城県のご出身。
副田さんには東北の血が流れているのです。
なんか縁を感じますね〜。


さ、ヨルダン編3週目です。
もう皆さん、分かりましたよね?
中東は「ヨルダン」、と〜っても親日の国。

ま、改めてちょっと紹介致しますよ。
ヨルダンは、日本から飛行機でドバイを経由して約20時間。
人口も、大きさも北海道くらいなんだそうです。
国土の8割以上が砂漠の国。ですので、水も大変貴重なんです。
日本車も沢山走っていますし、親日の国で私たち日本人にとても親切なんです。
最近、アジア大会の女子サッカーで日本対ヨルダンとの試合がありましたね。
ヨルダン代表の監督は日本から派遣されている沖山雅彦さん。
ヨルダンのスポーツ分野でも日本人が活躍しているのです。

今回お邪魔しましたのは、首都アンマンから北に70q、
砂漠の国ヨルダンでは珍しい緑に囲まれた「アジュルン」という街。
丘の上に建つ十字軍時代のお城があったり、とても雰囲気のある街なんです。

副田さんが派遣されているのがアジュルンの職業訓練校。
服飾科だったり、美容科、ホテル科などがあるそうです。

ここでは副田さんは、「ワルダー」と呼ばれております。
わるだー?! ワルだー??

なんか悪いことした?
なんかイジメられとる?

いえいえ、ご心配なく。
むしろ可愛がられているのです。
まぁ日本的には、あまり響きが良くないのかもしれませんが、
ヨルダンでは、「ワルダー」は「バラの花」の意味だそうです。

ワォ!
「キミはバラの花」ですよ。
言ったことないわ〜、人生一度でいいから言いたいわ〜。

それだけ副田さんは愛されているのです。
もちろん、カワイイんです!!
私の持論であります「協力隊女子はカワイイ論」、継続です!


さて、今回はこのアジュルン職業訓練校の会議室をお借りします。
石造りで中庭があって、ステキな佇まいの校舎です。
ヤバーニー(アラビア語で日本人)が来るからって、お掃除したそうです。
ヨルダン人の見栄らしい。カワイイですね。笑

会議室には、ヨルダン国王と王族の方の写真が飾られていました。
ヨルダンでは、学校やお店など、王族の写真が飾られていることが多いのです

ヨルダン・ハシミテ王国。立憲君主制の国です。
そう、ヨルダンには王様がいるのです。
現国王が、アブドゥッラー2世・ビン・アル=フセイン国王。
国王として積極的に外交に携わり、国家の安定に貢献し、国民から愛されているそうです。
なんと、国民の声を聞こうと、一般人(タクシー運転手、老人、新聞記者)に変装して街に出ることがあるらしい。
でも2回バレているらしい・・・
こんなこと言ったら失礼ですが、
なんとも可愛らしい国王じゃありませんか。笑

砂漠の国ヨルダンにも、冬があり雪が降るのです。
ある一台のクルマが雪でスリップして立ち往生。
市民と一緒にクルマを押して手助けしたのが、国王その人だったとか。

国民に愛されるワケが分かりますね。
周りのお付きの人が大変そうですがね。笑


さぁ今日は、国王に見守られながら収録ですよ。
まぁコーヒーは出てくるわ、お茶菓子はでてくるわ、
至れり尽くせりで、ごちそうさまです。
収録中に、いろんな人が出たり、入ったり、プチ忙しい収録でしたね。


副田さんがヨルダンに来て約1年。
もうだいぶヨルダンの生活には慣れたみたい。

副田さんは、小さい頃から海外に興味があったそうです。
学生の時に、韓国やニュージーランドでホームステイも経験して、より興味が膨らんでいったそうです。
20代で海外で生活したいと思っていて、福岡のアパレル会社に勤めて5年、学んできたコトを活かしたいアウトプットしたい、帰国後の再就職や、親の年齢など、人生のいろんなタイミングが重なって協力隊を受験します。
今しかない。と思ったそうです。

青年海外協力隊の募集年齢は20歳から39歳まで。
新卒のフレッシャーズから、会社では中堅と言われている人たちまで、年齢的には幅広い感じがするでしょ?
ただ人生のタイミングは人それぞれですよね。
いつがいい?なんて誰にも分からない。
自分が決めた時、が、その時なんですね。
出身も、年齢も、職種も、いろんな人生が集まる青年海外協力隊。
だからおもしろいんです!

そして副田さんを後押ししてくれたのが、青年海外協力隊の経験者の声。
なんと会社の先輩に青年海外協力隊のOVの方がいたそうです。
副田さんと同じ「服飾」の先輩隊員。

上手くいかない話のほうが多かったけど、行ってみて分かったコトがあると。
「服づくりが、さらに好きになった。」

頭の片隅にあった協力隊が、よりリアルに感じたのです。
これが、副田さんの‘その時’だったんですね。
思い立ったが吉日。
スグに地元の説明会に行って、スグに応募したそうです。
まずはやってみよう!
4月に説明会に行って、5月にはもう書類を提出していたそうです。
動き出してからはホントに早い、この行動力さすがです。

実は自分にプレッシャーもかけていたそうです。
協力隊に応募した段階では、まだ会社員だったわけです。
ただ、まだ試験を受ける前から、海外に行く夢があるからと異動の話を断り、もう海外に行く前提で、試験の合否にかかわらず、後戻り出来ない状況にあったそうです。
チャンスはその年の春募集と秋募集。
落ちたら行くところがない・・・

負けられない戦いが、そこにある。
人生をかけたチャレンジがそこにあったのです。


希望国は、ラオス・フィリピン・ヨルダンのアジア諸国。
そして、見事合格した派遣国は「ヨルダン」
希望では書いてみたものの、ざっくりしたイメージしかなかったって。
中東?
どこにある?

自分もそうなら、周りはそれ以上にざっくりですよね?
周りに「ヨルダン」って言っても、
ん?
中東?
大丈夫?
危なくない?
心配した幼なじみのお母さんは反対だったとか・・・
それだけ愛されているってことですよね。


訓練はJICA二本松訓練所。
おばあちゃんの家が宮城で、東北はホントに大好きだそうで、
福島県の二本松で訓練が出来ると聞いて、嬉しかったそうです。

訓練所はおもしろい場所。
普通に生活していては出会えない人、ここでしか出会えない人がいて、
いろんな人と出会えるステキな場所だったそうです。
同じヨルダンに派遣される同期隊員と語学の先生に助けられ、大変だったけど楽しく乗り越えた訓練だったようです。

青年海外協力隊を決意してからヨルダンに辿り着くまでに、たくさんの出会いがあり、たくさんの支えがあったんですね。


心配する方から、応援してくれる人まで、
たくさんの人に支えられている青年海外協力隊。

ひとりの協力隊員の後ろには、何倍、何十倍もの応援団がいるのです。
ひとりの協力隊員の背中には、何倍、何十倍もの期待を背負っているのです。

ヨルダン行きの飛行機の荷物の重量制限は30sだけど、
心に重量制限はありませんから。

経験と技術と知識はもちろん持って行きます。
その他に、
自分の夢や希望。
いろんな人の期待や不安。
本人が知らず知らずに背負っているモノもあります。

たくさんのモノを伝えに行く青年海外協力隊ですが、
持っていったモノ以上に、持って帰ってくるモノも多いのです。

協力隊のOVは必ず、得たモノの方が多かったと言います。
一方的に与えるモノではなく、共に高め合うモノ。
またそこから生まれるモノが、たくさんある。


副田さんはヨルダンに来て約1年。
まだまだ荷造りの途中ですね。


いよいよ来週は、副田さんのヨルダンでの活動についてうかがいます!
お楽しみに〜。


そうそう!
「Teatime paradise」の番組ブログでも、ヨルダン取材の模様をご紹介しておりますので、ぜひ、そちらもチェックして下さい!
2014年9月27日(gy) 08:30

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