「ヨルダン」に派遣されています、室井 研一さん - 現役の青年海外協力隊員に会いに行く特別編、第3弾

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」9/13放送

こんにちは、DJイタルです!

またですか?
またですよ!

行ってまいりました!
一昨年のセネガル、昨年のフィリピンに続きまして、
現役の青年海外協力隊員に会いに行く特別編、第3弾!

今回は、中東「ヨルダン」です!

そんなヨルダン取材の今週のゲストは、今まさに活動中の
青年海外協力隊 平成24年度2次隊として「ヨルダン」に派遣されています、室井 研一(ムロイ ケンイチ)さんです。
職種は「体育」です。

現役の青年海外協力隊員です。
やっぱ現役のオーラはちょいと違いますね。
スゴイ眩しいんですよ。すごい温かいんです。
なんか柔らかい感じって言うのかな?
現地に生きて、とけ込んでいる生活感なんだと思います。

さ、中東は「ヨルダン」です。
まぁ正直、ヨルダンと聞いても馴染みが薄い・・・
中東と言うと、誰もが大丈夫なの?危険じゃないの?と聞き返してくる。
たしかに僕らがニュースで見る中東は、そんなイメージにすらなってしまう。

ヨルダンは、日本から飛行機でドバイを経由して約20時間。
人口も、大きさも北海道くらいなんだそうです。
その国土のほとんどが砂漠の国。国土の8割以上ですって。
ですので、水も大変貴重なんです。
日本車も沢山走っていますし、親日の国で私たち日本人にとても親切なんです。
そして、みんな夜行性なんです。笑
いやいや、言い方悪かったな・・・
ヨルダンの夏は大変暑く、昼間には活動がしづらいから、夕方から夜に涼しくなってからお出かけするそうです。
ちゃんと季節もあります。
中東と聞くと、砂漠で乾燥して、年中暑いってイメージですが、実はヨルダンは四季があり、春・秋はとても短く、冬はなんと雪が降ることもあるそうです。

観光資源も豊富で、インディージョーンズのロケ地になった「ペトラ遺跡」に、奇岩砂漠「ワディ・ラム」、ヨルダン随一のリゾート「死海」と魅力いっぱい。
実は日本からも、年間1万5千人の観光客が訪れるとか。

危険?大丈夫?ってイメージは、全然ないです。
これから海外旅行を考えているあなた、
声を大にして、オススメします!


今回、僕らが訪れたジェラシュという街も、街中を走るとスグそこに歴史的な遺跡があったり、テーマパークか?ってくらい遺跡が街にとけ込んでいるんです。

このジェラシュという街は、
首都アンマンから北に50q。バスで1時間くらいの街。
ローマ人がアラブに造った2000年前のローマ都市の遺跡が残っているのです。
日本から遺跡の発掘調査に訪れている研究者もいるそうです。


さぁそんなジェラシュの職業訓練校にお邪魔いたしましたよ。
ここは就職のための技術や知識を学ぶ学校で、ボイラーやクーラーなどの機械設備を学ぶコースがあったり、ホテルの接客や調理を学ぶコースがあったりと、年齢層も様々な学生が通う訓練校なんです。
ここにも、JICAシニアボランティアが派遣されているのです。

今回は、こちらの教室を借りて収録です。
が、実は今回のゲスト室井さんが派遣されている学校ではないんです。
室井さんは、ここジェラシュからさらに北にあるイルビットという街で活動しておりますので、今回収録のためにわざわざ来て頂いたんです。
本当ならイルビットにも行ってみたかったんですが、研修・取材のスケジュール上、ここジェラシュでの収録となりました。
室井さんも、お借りしました学校関係者の皆さんも、ありがとうございます!


機械系の授業が行われる教室らしく、かなり広いですね。
むしろ広すぎて、声も響く響く。
広い教室の真ん中で、イスを並べて、こぢんまりと収録です。

さて、室井さんですが、さわやかだね〜。
体つきはガッチリしているし、表情に優しさがにじみ出ている。
いや、優しさが溢れているんじゃない?

福島県郡山市出身の体育の先生です。
まんべんなく日焼けもされています。
体つきもそうだし、バリバリの体育会系ですね?


大学生の時に弓道の研修で訪れたオーストリアとハンガリー。
はじめてふれた海外は、とても輝いていて、いつか生活してみたい、何か活動してみたいと思ったそうです。
見るモノ、聞くモノ、食べるモノ、全てに感動したって。
心を動かす感動って、そう味わえるものじゃないですよね?
この感動をいつまでも感じていたいと、将来の進む道が見えたんですね。

人生を変える出会い。
どこで出会うか分からないけど、心に響く何かがきっとあるんですよね

そして、人生を変えるチカラ。
いきたいトコ、やりたいコトが見つかったとき、背中を押してくれる誰かがいるんです。
それが、室井さんは父親だったんですね。
室井さんのお父さんも小学校の先生。
子供たちを育てる教育者としての父親から勧められたのが、青年海外協力隊。
実は、お父さん自身が青年海外協力隊に行きたかったとか。
父親の夢が、自分の夢になる。
諦めてしまった思いが、次の未来を応援するチカラにもなる。
夢は繋がっているのですね。
お父さんも嬉しかったと思いますよ!


そうして、父親の夢も重ねた青年海外協力隊。
実は室井さん、このヨルダンが2回目の協力隊派遣なんです。
もう、2回も協力隊に参加できるなんて、ほんと欲張りです。笑
お父さんの分と、自分の分ですかね?!

一度目の派遣は2007年から2009年までモロッコに体育隊員として。
そして、2度目の派遣がこのヨルダンだったのです。

一度目の派遣で自分の未熟さを知ると同時に、世界への思いがより強くなった2年間の活動だったそうです。

一度目の派遣が終わり日本に帰って来てからも、また海外への思いが強くなり、そのための準備もされていたそうです。
そうして過ごす福島での生活で起きた、東日本大震災。
自分にできるコトを考え、まずはボランティアと思ったそうです。
東日本大震災でのボランティア活動をするなかで出会った多くの外国人。
その中で、中東から来たボランティアの方と話をしたそうです。

「日本から多くの支援をもらっている、だから僕らは来たんだ。」

このコトバを聞いて、また青年海外協力隊に参加しようと思ったそうです。
世界中から日本に届いた、あたたかい支援。
日本が今までやってきたコトへの恩返しでもあるのですね。
もちろん青年海外協力隊の活動も、そのひとつですよね。

そしてこの支援が、また次の支援に繋がっていくのです。


2度目とは言え、もちろん青年海外協力隊には試験があります。
リピーターも必ず試験を受けます。

前回はモロッコでしたので、語学の経験を活かして、今回はフランス語圏の国が希望。
なんですが・・・合格通知は「ヨルダン」でした。
どこ?アラビア語?
もちろんどこの国でも行こうと決めていた室井さん。

2回目でも、ちゃんと訓練を受けます。
モロッコ同様、ヨルダン派遣の訓練もJICA二本松訓練所。
地元福島であり一度経験しているので、訓練は入りやすかったのでは?
はじめて習うアラビア語は、ホントに楽しかったそうです。
知らないことが、こんなに楽しいとは。
楽しく学ぶ、教育者として目指すところですよね。

訓練所で改めて感じたことは、ここに集まる人たちは、すばらしい人ばかり。
気持ちも強いし、なにかしようという思いがある。
二度目の訓練でも、一生の出会いがここにあるのです。

訓練も終え、いよいよ出発です。
もう周りの反応も慣れたもんで、快く送り出されたみたいです。
むしろ冷静に、あっけないくらいに。笑
さすが、家族も友達もちゃんと免疫ができているってことですね。

それだけ、信頼されているってことですね。


あの父親にして、この子あり。なんでしょ?
なんか話を聞いていて、納得しましたもん。

今回の取材で間違いなく一番ビックリしたのは、
室井さんのお父さんが、僕の小学6年生の時の担任の先生だったってコト。

えーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
マジ驚いた!
こんなコトってあります?

ちょっとガタイのいい、強面の先生でしょ?
昔、よく怒られたんです。笑
でも愛情ある先生で、今でもしっかり覚えています。

まさかと思ったら、学校も時期も一致しましたよ。
もう間違いない!

ヨルダンでこんな出会いもあるんですね。
世界は広いが、世間は狭いね〜。
1万qの距離と、25年前の出会いですよ。
なんか運命というか、縁を感じますね。

この放送が、室井先生にも聞いてもらえると嬉しいな。
でも、なんか緊張してきちゃったな。

室井さんのヨルダンでの活動は、また来週です。
お楽しみに〜。

そうそう!
「Teatime paradise」の番組ブログでも、ヨルダン取材の模様をご紹介しておりますので、ぜひ、そちらもチェックして下さい!
2014年9月13日(gy) 08:30

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