「インドネシア」に派遣されていました、安達 恵子さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」9/6放送

こんにちは、DJイタルです!

さぁ、今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成15年度3次隊として「インドネシア」に派遣されていました、安達 恵子(アダチ ケイコ)さんです。
職種は「看護師」です。

青年海外協力隊って遠〜くの国で活動しているイメージがありますが、
アジアなど、結構近くの国にも多くの隊員が派遣されているのです。

インドネシアなんか近い感じしますよね?
日本からも多くの観光客が訪れる、人気の東南アジアの国のひとつ。
僕もバリ島に行ったことがあります。

日本から飛行機で7時間くらい。
熱帯気候の島国で、世界一島を持つ国。なんとその数、1万3466島。
衛星写真で数えたとか、実は正確な数は政府も知らないとか、噂はいろいろ。
人口は2億3000万人(世界第4位)で、その多くがイスラム教徒であり、世界最大のイスラム人口国です。
バリ島などはリゾート開発が進み、世界中から多くの観光客が訪れます。
棚田、ウブド、ガムラン、ケチャ、などなど観光資源も多くありますよね。

安達さんが派遣されていたのは、そのバリ島の、隣の島。
「ロンボク島」という島で、知る人ぞ知る、隠れ家的なリゾートらしい。
和歌山県くらいの大きさだそうですが、和歌山に行ったことないしな〜。
地図で見ると、バリ島とほぼ同じくらいの大きさかな。

そのロンボク島の病院で看護師として活動されたそうです。
ロンボク島の中にもいくつか病院があるそうですが、安達さんが派遣された病院は比較的大きな病院で、その地域の医療を支える大事な場所だったそうです。

職種「看護師」と言いましても、直接医療行為をするわけではないそうです。
安達さんの要請内容は、ICUの立ち上げなど、準備のためのアドバイザー的な役割だったんですね。

もちろん日本での看護師経験がある安達さんは、インドネシアの医療現場のあり方、意識の違いに大きく驚いたそうです。

急患がきてもおしゃべり。
しまいには、ドクターが心臓マッサージしながら携帯メール。

う〜ん・・・
もちろん文化、風習、宗教感が違いますから、違って当たり前なんですが。
でも医療に携わる人間として、最低限のモラル、ルールはあると思います。
それは日本的な考えで、意識、習慣の押しつけなんでしょうか?

ここまで極端じゃなくても、青年海外協力隊員がぶち当たる壁の一つかもしれないですね。

安達さんは、考えや、やり方を直接押しつけるんじゃなくて、
なんでそうなのか? まずは、周りに聞いてまわったそうです。

「一生懸命やっても、急いでやっても、給料は一緒。」

そりゃそうだけど・・・
う〜ん。悩んでもしょうがない。
今、ここにある現実がそうで、どう変えていけるか。
変えていくと言うよりは、どう気付いてもらうか。

そして、安達さんの意識改革は、態度・行動で示していきます。
急患が来たら、真っ先に飛んでいって手伝う。
日本じゃ当たり前のこと、それでも当たり前を繰り返すのです。

月日は過ぎ、ある急患の患者さんが運ばれてきました。
スタッフ一体となって蘇生させることができた。
助けられる命を助ける。
その一体感と達成感は今でも忘れられないと言います。


安達さんは2004年6月からインドネシアに派遣されていますが、
2004年12月に、マグニチュード9.1の大地震がスマトラ島沖で発生。
この時、ロンボク島ではほとんど揺れを感じなかったそうです。
ニュースで見る同じ国の惨劇に、いち早く被災地に行きたいという気持ちがあったそうですが、叶わなかったそうです。

この時の思いもあって、2年間の青年海外協力隊の活動終了後、
2006年のインドネシア・ジャワ島沖で発生した地震の際には、いち早くNGOの一員として被災地に入ります。
その後も、JICAの短期隊員としてジャワ島の復興支援に携わったそうです。

そうして日本に帰国してからも、JICA二本松訓練所の診察室に勤務され、協力隊訓練生の健康を守ってきたわけですが。

なんの因果か、ここ福島で、2011年3月、東日本大震災を経験。

インドネシアで経験してきたコト、最前線で携わってきたことが、
今度は日本で、住んでいる福島で、目の前で起きた。

看護師、青年海外協力隊、医療、災害、支援、復興。
運命に導かれて、この福島にいるんだと思います。

今は、二本松市社会福祉協議会に勤務されて、生活支援相談員として、
復興にむけたお手伝いをしているそうです。
今では、個人的な人生相談を受けることもあるとか。
この福島で、安達さんにしか出来ないことがきっとありますね。


あとはね〜、
安達さんの個人的な「夢」を応援したいですね〜。
「夢」と書いて、‘女のしあわせ’と呼びましょうかね。

その夢、届くといいな〜!




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2014年9月6日(gy) 08:30

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